柔らかく滑らかで、上質な生地感が特徴のレーヨン生地。
しかし、正しい洗濯方法やお手入れ方法を知らないとすぐにシワだらけになってしまうのも事実。
そこで、この記事では、
・レーヨン生地を長持ちさせるコツ
・レーヨン生地にシワがついてしまった時の対処法
を、徹底的に解説します。
最後まで読めば、レーヨン生地の正しいお手入れ方法が身につくはずです!
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レーヨンを洗濯する際、中性洗剤は”必須”と言っても過言ではありません。
レーヨンを洗濯しようと思っている方はエマールなどの中性洗剤をまず用意するのがオススメです。
目次
レーヨンは洗濯できる?
繊細な生地のレーヨンですが、そもそも洗濯することは可能なのでしょうか。
レーヨン生地の洋服が洗濯できるのか、解説していきます。
結論:手洗いなら可能だが、出来ないものもある
レーヨンの洗濯方法は、基本的に手洗いであれば可能です。
しかし、ものによっては手洗いでさえも縮んでしまい、型崩れしてしまう可能性があるので、注意が必要です。
洗濯可能なレーヨン生地なのかを判断するには、洋服についているタグの洗濯表記を確認しましょう。
レーヨン生地には、「水洗い可能」のものか、「水洗い不可」のものの2パターンあります。
「水洗い不可能」(右)→ドライクリーニング
今回は「水洗い可能」と表記のあるレーヨン生地の洋服の洗い方を紹介していきます。
まず、レーヨンにはどんな特徴があるのか確認しましょう。
レーヨンの特徴として、以下の3点が挙げられます。
- シルクのような光沢感と肌触り
- シワや型崩れが起きやすく、扱いが簡単ではない
- 水に弱く、乾きにくい
上質かつ着心地が良いというメリットがある反面、お手入れが難しかったり、水に弱いというデメリットがあります。
そのため、水の量や洗い方を指定しにくい洗濯機を使うのは、型崩れしてしまう可能性があるため、非常に危険です。
扱いが難しいレーヨンの服は、クリーニングに出している、という人も多いかと思います。
しかし、出来ることならクリーニングに出さず、家で洗いたいですよね。
次のトピックで、レーヨン生地の洋服を手洗いするためのポイントを詳しく解説していきます。
また、レーヨン生地の特徴については、以下の記事でより詳しく解説しているので、是非読んでみてください。
【これで完璧】レーヨンを洗うための3つのポイント
レーヨンは洗濯機ではなく、手洗いで洗うべき生地だというところまで解説しました。
それでは、レーヨンを洗うためのポイントを紹介します。
レーヨンを洗うためのポイントは、以下の3つ。
- 短時間でサッと洗い終える
- 中性洗剤を使用する
- 乾かす前に、タオル等の布でドライ
それぞれの手順を詳しく解説します!
1.短時間でサッと洗い終える
レーヨン生地を洗うには、短時間で終えることが重要です。
先述の通り、レーヨンは水を吸いやすいため、長時間水にさらしてしまうと、型崩れが起きてしまうからです。
バケツにぬるま湯をと洗濯用洗剤を入れ、押すようにして洗いましょう。
ぬるま湯に生地をつけてから洗濯に掛ける時間は、1分から2分。
1分程経つとレーヨン生地は吸水を始めて、縮み始めるので、2分以内には洗い終えましょう。
全体的に洗いたいのであれば、1分から2分で全体を押すように、汚れがついてしまっている場合は、優しく汚れた部分をこすって洗います。
洗い終えて軽く水を切ると、多少洋服が縮んでいるかもしれませんが、乾かすときやアイロン時に伸ばすことが出来るので、心配はいりません。
2.中性洗剤を使用する
手洗いで洗う時のポイントですが、洗濯用洗剤には中性洗剤を使うのがオススメ。
洗濯用洗剤には、酸性・弱酸性・中性・弱アルカリ性・アルカリ性の5種類があります。
酸性・アルカリ性それぞれ適した汚れがあるのですが、洗浄力がかなり強力です。
酸性、アルカリ性それぞれに寄るほど、洗浄力が強くなるのですが、中性洗剤の洗浄力は酸性とアルカリ性の中間。
中性洗剤は衣類を優しく洗ってくれるということで、デリケートな生地であるレーヨンに適していると言えます。
中性洗剤は業務用というわけでもなく、ドラッグストアやスーパー等で一般的に販売されています。
洗濯用洗剤が中性洗剤かどうかは、洗剤のパッケージに表記されているため、しっかり確認して購入しましょう。
なお、当サイトではレーヨン洗濯用の洗剤は「花王 エマール」を推奨しています。
▼実際にレーヨンを洗濯してみた人の意見をみたい方はこちらの記事をご参照下さい!
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3.乾かす前に、タオル等の布でドライ
短時間で洗い終えた後、軽く絞って水分を落とした後、タオル等の布でドライすることがオススメです。
絞って固まったままの状態ではなく、広げてドライできるよう、大きめのバスタオルを2枚使って、挟んで押すようにして水気を切ります。
手間ではありますが、布でドライする工程を挟むだけで、洋服が縮むのを最小限に抑えることが出来ます。
どうしても時間が無いという場合は、この工程はカットしても問題ありません。
とはいえ、ビショビショのまま干すのも、洋服が大幅に縮んで型崩れしてしまう原因に。
そこで、手早く乾かす方法として、乾燥機にかける、という選択肢が浮かぶかと思います。
レーヨン生地の洋服に乾燥機を使うのは、問題ないのかどうか、後ほど解説します。
もしレーヨンを洗濯機に入れてしまったら?
レーヨンの特徴を知らなくて、もしくは忘れて、レーヨン生地の洋服を洗濯機で洗ってしまった、そんなこともあるかと思います。
レーヨンの割合にもよりますが、レーヨンの割合が高ければ高いほど、洗濯機で洗うことによる洋服へのダメージは大きいです。
縮んでしまったり、形が崩れてしまったりしてしまうため、絶対に避けたい洗濯機の使用。
しかし、間違えて洗濯機で洗ってしまったからとはいえ、挽回する方法は2つあります。
- アイロンを掛ける方法
- ヘアコンディショナーで浸ける方法
まずアイロンは、スチーム設定で掛けます。
レーヨン素材は水に弱いため、基本的にはスチーム設定は厳禁なのですが、シワがついてしまった場合のみ、スチーム設定でシワを伸ばすようにしましょう。
そして、もう1つがヘアコンディショナーで浸ける方法。
ドラッグストア等で販売されている、髪の毛に使うヘアコンディショナーを水に溶かして、レーヨン生地の洋服を30分ほど漬けておくという方法です。
ここで注意なのですが、利用するヘアコンディショナーは、アモジメチコンという成分が入ったものを選びましょう。
アマジメチコンにはシリコンが配合されており、レーヨン生地のシワを伸ばしてくれる役割を果たします。
30分浸け終えたら、先述した脱水、乾燥方法で乾かします。
完璧にシワや型崩れが直るとは言えませんが、何もしないよりは元の形に戻すことができるはずです。
洗ってしまったからと諦めずに、上記の2つの方法を試してみてください!
レーヨンの服に乾燥機を使っても良い?
手洗いした後、濡れた洋服を乾かす方法として、乾燥機にかけることが出来たら、かなり時間と手間を省くことが出来ますよね。
しかし結論としては、レーヨン生地の洋服を乾燥機にかけるのは基本的にNG。
こちらは、洋服のタグの洗濯表示の、乾燥機の使用可否を示すマークです。
レーヨン生地の洋服は、一番右の「乾燥機にかけてはいけない」洗濯表示がされているものがほとんどです。
理由としては、熱風で乾かす乾燥機に、熱に弱いレーヨンを入れてしまうと、シワ、型崩れ、毛羽立ちが起きてしまうことが挙げられます。
大切な洋服をキレイに着続けるためにも、先程紹介したタオル等の布でドライする方法を選び、乾燥機の使用は避けましょう。
レーヨンはアイロン可能?
シワになりやすいレーヨン生地ですが、アイロン掛けをすることが可能です。
しかし、アイロン掛けにも注意点があります。
- 高温にせず、80℃~160℃の中温で
- スチームは使わない
- 可能であれば当て布をする
高温でアイロンを当ててしまうと、変色してしまったり、伸び過ぎてしまう可能性があるため、中温に設定しましょう。
また、レーヨンは水気に弱いため、スチーム機能は使いません。
もし可能であれば、当て布をした上でアイロンをかけてあげると、より丁寧にアイロン掛けが出来ます。
レーヨン生地は上質である反面、繊細な生地なので、慎重にアイロン掛けをしましょう。
レーヨンの服を長持ちさせるためのコツ
レーヨン生地の服をキレイに長く着用するには、コツが必要です。
- 乾燥機を使わず乾かすなら、シワを手で伸ばした状態にしてから平干しで
- 保管は畳まずハンガーで
- ドライクリーニングを利用する
乾燥機を使わず乾かすなら、シワを手で伸ばした状態にしてから平干しで
最も重要なポイントは、レーヨン生地の洋服を手洗いして、乾かす際。
濡れたレーヨン生地を軽く引っ張り、シワを伸ばします。
そして、レーヨン生地の洋服を乾かすのに、ハンガーは使わない方がいいです。
普通の洋服のようにハンガーにつるして干すと、ショルダー部分に服の重量がかかり、ハンガーの跡が付き形が崩れてしまう可能性が高いです。
そのため、形を整えてからの平干し、もしくはネットに入れたままの日陰干しがおすすめ。
ネットに入れたままの干し方はシワがついてしまうため、乾いたらアイロンを掛けましょう。
保管は畳まずハンガーで
干すときにはハンガーは使わない方がいいと説明しましたが、乾いた後の保管は畳むよりハンガーを使いましょう。
レーヨン生地は畳みシワが付きやすいためです。
着る前にアイロンを掛けるのであれば畳んで収納しても良いですが、それは手間になってしまうので、ハンガーで収納しましょう。
ドライクリーニングを利用する
そして、極論ですが、レーヨン生地の洋服のお手入れはドライクリーニングが最適。
洗濯のプロに任せてしまうのが、最も心配なくレーヨン生地の洋服をお手入れができます。
お金と時間というコストがかかるのが難点ではありますが、自宅で洗うのがどうしても面倒、ちゃんとキレイに仕上がるか不安という方は、ドライクリーニングを利用しましょう。
もしレーヨンにシワがついてしまったら
着用時や洗濯に注意を払っていても、シワがついてしまうことはあります。
もしレーヨン生地の洋服にシワがついてしまったら、アイロン掛けをしましょう。
レーヨン生地にアイロンをかける方法を解説します。
用意する道具は、以下の3つ。
- アイロン
- アイロン台
- 当て布
アイロンは先述の通り、スチーム設定でないアイロンを使いましょう。
また、当て布は無くてもアイロン掛けできますが、レーヨン生地をより長持ちさせるためには用意したいものです。
当て布はアイロン用のものが販売されていますが、ハンカチやシーツといった、身近にある薄い布でも構いません。
アイロンを掛けたい衣服の上に当て布を重ねて、上からアイロンを掛けます。
この時に注意することは、当て布の下にある洋服がしっかり広がった、シワがない状態であるかどうか。
しっかり広げないと折れ目がついてしまうため、念入りに意識しましょう。
アイロンをかけ終えたら、畳むよりはハンガーに掛けることをオススメします。
レーヨン自体畳みシワがつきやすいため、アイロン後も、洋服を広げたまま保管できるハンガーでの収納が適しているんです。
正しいアイロン掛けをして、柔らかく上品な光沢のあるレーヨン生地の洋服をキレイに着こなしましょう!
まとめ
- レーヨンは手洗い洗濯、アイロン掛けが可能
- 繊細な生地であるため、洗濯・アイロン共に注意が必要
- シワになってしまっても適切なお手入れで直すことが出来る
正しいお手入れ方法を知って、レーヨン生地の洋服をキレイに長く楽しみましょう!
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